アートとデザインの違い。

アートとデザインの違い。

目次

忙しい日々が続き気が付けば日が落ちのもめっきり早くなり、年末の喧騒が近づき少しづつ繁忙期が迫っております。

そんな弊社ですが、ありがたい事に毎年、会社見学を希望してくださる学生さんがいらっしゃいます。今回の学生さん達は将来的にデザイン関係の仕事希望との事でしたので、デザイン部の方をメインに見学をしたいという希望があるとの事でご案内いたしました。

少し仕事内容等のご説明をしましたが、短時間の見学との事だったので具体的な仕事を紹介するのもいいのですが質問等をお聞きして話をさせて頂く時間を多めに取らせていただきました。

いらっしゃった皆さん、とても真剣に話を聞いて質問を下さり、こちらも久しぶりになにかキラキラしたものを頂いたと共に背筋を正さなくては!と、刺激になりました。

そして皆さんの疑問などを各々聞いていたのですが、その中でこんな面白い質問もありました。

デザインとアートの違いってなんですか?

!!

おお!?

うーむ、なんて答えようって考えながらもとてもまっすぐな質問にびっくりしました。

そしてなんとなくぼんやり考えた事があるけど、ちゃんと悩んだ事ないなぁって・・・笑

でも、質問して頂いたので自分なりに探り探り答えていきました。

その時の返答も適当に話したわけではなかったのですが、少し時間を経ってしまったのですが改めて考えてみたいと思います。

それぞれの定義

大辞林によるとアート(芸術)の定義は「特殊な素材・手段・形式により、技巧を駆使して美を創造・表現しようとする人間活動、およびその作品」、デザインの定義は「作ろうとするものの形態について、機能や生産工程などを考えて構成すること」となっているようです。

このほかにもネット上で「アートとデザインの違い」と検索するとたくさんの解釈があります。

↑面白かったので参考に。

このほかにも色々な解釈がありますが、大まかなニュアンスは近い気がしました。

それらを一般的な感性を推し量りながら自分なりに考えた解釈を簡単に書いてみます。

アートとは

アート作品といえば、絵画、彫刻、写真、イラストや、最近では体験型アートやデジタルアートなど多種多様に存在していて区別すら難しいものもあります。

極端な例でいうと作者が「これはアートだッ!」と言えばそれはアートと言えます。

※「え?でも、アートにみえないんだけど?」「これはアートなの?」という疑問や線引きの話は今回の話からは逸れてしまうと思いますので割愛。

今回のデザインとアートの違いという観点からいうと・・・

アートは作者が自由に表現し、その作品等を受け手が自由に感じて考えていくものだと考えます。

デザインとは

デザインも多種多様な形があり、紙媒体やWeb、看板やCMなどなどたくさんの媒体や絵画、写真、イラストなどにもデザインを目的としたものがあります。今後はそれらにAIを使ったデザインなども増えていきそうな気もします。

どういった媒体やものを使い、どんなツールを使う事があっても「デザイン」として大事なことは作者が明確に表現したいものや強調したい事柄がありそれを受け手にしっかりと伝えられる事が前提となると考えます。

これがアートとは決定的に違う事になると思います。

まとめ

今後、AIの活用などで今以上に沢山の作品があふれる時代が到来した時、アートとデザインの違い然り、しっかりとした目的意識の有無は作品に大きな違いを生むのではないでしょうか。

看板屋の弊社としてはデザインという部分は看板の一番といって良いほど大事なものと思っておりますし、クライアントが表現したいものを実現できるように今後も努力していきます。

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