看板の種類
日頃私たちが街頭で目にする看板にはとても多くの種類があります。分類の仕方によっては数百にのぼる場合もあるのではないかと思います。その理由としては、看板に用いられる材質が多様であること、照明装置との組み合わせ等で全く印象の異なるものになることなどがあげられます。
ここでは、多くの条例での分類に倣い設置面による大分類を示し、その中で一般的に広く利用される看板の代表的な種類をご紹介いたします。
屋上広告物
- 塔屋看板
- 屋上に看板を設置するための構造物(塔屋)を持つ看板のことで、屋上看板の代表的なものです。内照式、外照式、ネオン文字のついたもの等様々な仕様のものがあります。
- 屋上チャンネル看板
- 多くは金属材料を文字の形に成形したもの(チャンネル文字)を専用の架台で屋上にとりつけた看板。ネオンやLEDを内蔵し、自発光するタイプとスポット等でライトアップするタイプがあります。
壁面広告物
- パネル看板
- 平板状の看板のこと。サインボードとも呼ばれます。もっとも基本的なスタイルの看板です。掲示する期間や予算などに応じ、様々な仕様のものが製作されています。
- 袖看板
- 道路上に突き出して、表示面を道路に直交させるスタイルの看板です。ビルの林立する市街地で多く利用されています。照明装置を内蔵した内照式のタイプが一般的です。
- シートサイン
- カッティングシートを文字や図に加工して貼付する看板のこと。パネル看板の仕上げにも利用されるますが、窓ガラスや壁面に直接貼付して使用する場合も多くあります。
- 欄間看板
- 壁面の開口部上のスペース(便宜的に欄間部と呼ぶ)に設置する横長の看板です。代表的なものに、コンビニの看板がありますが、より小規模なものも多く製作されています。
- 壁面チャンネル看板
- 金属材料や樹脂系材料を文字の形状に加工した看板です。ネオンやLEDを内蔵した自発光タイプとスポット等でライトアップするタイプがあります。平看板に貼付して使用することも。
- 懸垂幕・横断幕
- ターポリン等の幕状の素材に表示する看板です。比較的、交換が容易なためイベントの告知など短期の広告に利用されます。壁面だけでなく、ポール看板に組み合わせて使用することもできます。
- テント看板
- 軒テントに表示する看板のこと。印刷やテント用のシートを用いて店名等を表示します。弊社では、テントの製作については、専門の協力会社に依頼し製作を行っております。
独立(自立)広告物
- 野立て看板
- 自立式の平看板のこと。主要な幹線道路沿いなどで多く目にする看板です。店舗への道順や距離などが表示される場合が多く、そのような場合、ロードサインとも呼ばれます。
- ポール看板
- 店舗敷地内または隣接地に設置する大型の自立看板。店舗のランドマークともなる看板で、同じ自立看板の野立て看板と比較すると、より堅牢で複雑な作りになります。
- スタンド看板
- 店頭に置いて使用する可動式の自立看板。歩行者にむけてアピールする看板です。店名、商品、メニューを掲示するほか、パンフレット等、紙の配布物をセットできるタイプのものもあります。
- A型看板
- スタンド看板の一種で側面から見た形状がアルファベット「A」の形をしている看板。上部に蝶番がついており、折り畳むことができ、収納時にあまりスペースを取らないという利点があります。
その他の広告物
- ラッピング広告
- 車両に出力シートやシート文字を貼付した広告物。部分的に表示するものから、車両全体を覆うものまで規模は様々です。アニメキャラ等を貼付するいわゆる「痛車」もこの一種です。
- のぼり旗
- サテン地等に印刷しポールを通して使用する旗状の広告物。店頭に複数設置し、賑わいを演出すると同時に、歩行者や車両にイベント等が行われていることをアピールします。
- 自販機デコレーション
- FRPの造形物や出力シートで自動販売機をデコレーションします。目立たせるだけではなく、場の雰囲気に馴染む意匠とし、元の意匠では設置が難しい空間への自販機の設置を可能にすることができます。